ともに建築が大好きで、雑誌に出てきそうな20代後半のハイセンスなご夫婦と、ベイビーというご一家。
狭小な敷地で、どこまでご希望に添うことができるか、が課題の物件でした。

コンパクト住宅の設計は、空間の効率化が重要な課題となります。
そこで、ご夫婦から面白い提案がありました。
玄関土間とリビングをひと続きの空間にしてほしい、というものです。
無駄な廊下を減らすこともできますし、空間も広く見え、建築デザインとしてはとても面白いのですが、
玄関を開けたら中が丸見えになってしまいます。
しかし、私たちはこの斬新な生活スタイルに挑戦することにしました。
印象的なのは、2階につながるシンプルな鉄骨階段。
吹き抜けの空間の頭上には、大きな扇風機を採用しました。

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廊下がまったくない動線。
リビングから玄関、浴室、洗面室、トイレが直接つながっています。

こだわりは細かいところにも。
スイッチはすべて輸入したアメリカンスイッチ。
壁付け照明もレトロ感のあるものを採用しました。